大分県立芸術文化短期大学同窓会

活動紹介記事

日展に卒業生が入選しました!

2022/11/04 ~ 2022/11/27

公益社団法人日展が主催する「第9回日展」の第2科(洋画)に、本学卒業生の髙田 裕子さんが入選しました。髙田さんは今回が2回目の入選となります。
同窓会は髙田さんに、入選の感想や作品のコンセプトを伺いました。

2回目の入選、おめでとうございます!まずは、入選の感想をお聞かせください。
2020年に日展初入選して、2021年は落選でしたので正直この1年はとても辛く苦しい1年でした。
それで前回の作品からは離れ、構図作りに5ヶ月掛けました。
徹底的に構図を練りました。
自分の表現したい世界観を強くしたと言う感じです。
それで想いも強くなりどうしても皆さんにこの作品は観てほしいと言う強い想いで描きました。
入選が分かった時は初入選と同じくらいに嬉しかったです。

タイトルは「月のひかり」ということですが、タイトルの意味も含め、作品のコンセプトを教えてください。
父が亡くなり3年になろうとしていますが、時折ふと哀しさが込み上げてくる時があります。
父は何処に行ったのだろう?と思うことも多々あります。
そんな中、絵の中に月を入れることで絵の中に父を見つけている気持ちになります。
大事な人を亡くした経験がある方には共感して頂ける絵なのではないかと思います。

どのようなアプローチでこの作品を描かれましたか?
水彩画の色々な技法を絵に取り入れました。
技法を効果的に使うことで表現に深みが出たと思います。

これからの制作活動の展望があれば教えてください。
福岡と東京で日展や日洋展、個展を中心に、これからもより崇高な美の追求をし自分独自の世界観を表現して行きたいと思います。

お話を聞かせてくださりありがとうございました。髙田さんの作品は、令和4年11月4日(金)~令和4年11月27日(日)に国立新美術館で開催される展覧会で見ることができます。