沈露露 藍染展 ミャオ族の藍を知る 神話のルーツ

沈露露 藍染展 ミャオ族の藍を知る 神話のルーツ
日時 2014年11月4日(火)~10日(月) 11:00~17:30
開場 蔵ギャラリー喫茶しばた
(〒874-0934 大分県別府市駅前本町1−15 TEL977-21-6159)
入場料 無料
2014年 別府アート・マンス参加行事
企画内容
古代日本の大和民族とミャオ族は共通点が多い。4千年前の気候の寒冷化により、漢民族の祖が南下し、長江上流の民は山岳地帯の雲南や貴州に逃れてミャオ族となった。下流の民は海を渡り、台湾、日本にその文化を伝えたとされる。
長江上流の民はミャオ族などの少数民族である。ミャオ族はその名の通り、苗代を使った稲作中心であり、山岳地のため棚田を作る。村の高床式倉庫は弥生時代の遺跡とそっくりだある。味噌しょうゆ、なれ寿司など漆も。
稲を育てる恵みの母である太陽信仰。太陽は朝生まれ、夕に没し、翌朝蘇る。
永遠の再生と循環。この展示を通して、日本と中国貴州の文化の共通点、ルーツを皆さんと考えてみたい。
~沈露露さんから~
中国近代化に伴い、ミャオ族の生活は一変した。農業では食べていけないため、農業中心の生活から出稼ぎへと移行していった。
年に一度、豊作祈願の祭りに着る伝統の藍染めの民族衣装。以前、親から子へ伝承し、全部自分達の手作りしたいた藍。今では、伝統の模様や技法を知らない若者がほとんどである。
私は、伝統工芸を未来に繋いでいきたいと思う。文化としての保護だけでなく、少数民族の貴重な収入源となる様、努力したいと思う。
――――沈露露 氏 略歴――――
中国武漢市に生まれる
武漢紡織工学院の染色美術専業卒業
大分県立芸術文化短期大学卒業
汪新士氏に師事する
現在
APU 孔子学院 講師
2011年・2013年 浄慶寺(大分市)の壁画製作
遊鳳会 大分武漢友好美術展プロデュース