大分県立芸術文化短期大学同窓会

活動紹介記事

帰国公演を終えた緑川羽菜さんと対談<同窓会長 美濃世治>

2013.3.12

日時:4月9 日(火)12 時30 分~ 場所:別府市「晴海」
撮影:副会長 若竹良一

3月23日、大分市のコンパルホールにて「帰国記念ピアノコンサート」を開催し、成功裡に終了した緑川羽菜さんに早速、同窓会としてお話を伺う機会をお願いしたところ、ご快諾いただき今回の対談の運びとなりました。

初めて会った緑川さんの第一印象はキュートで爽やか。

しかしながら、これまで実践してきた彼女の幅広い活動範囲とその行動に関する話を聞くにつれ、音楽に打ち込む彼女の本当の強さや逞しさを知ることとなる。

柔和な表情の中にも自ら決めた夢に向かって自分のパワーで切り拓くエネルギッシュな一面を併せ持つ。

どこにそんな強い信念が育まれてきたのか興味は尽きない。

皆様、ご存知のように緑川さんは芸文短大音楽科を経て専攻科を修了後に渡欧。

その留学のきっかけとなったのが2007 年に行われたヴェルデ音楽コンクールでグランプリ並びに審査員特別賞を獲得し、その副賞としてフィンランド・クフモ音楽祭でのマスタークラスの招待受講でした。

その後、恩師となるダリア・ウジェル女史に師事し、ベルギー王立音楽院への留学を決意。

研鑽を積み重ね(授業はすべて仏語)学士課程並びに修士課程ピアノ科を主席で卒業・修了。

その他、ブリュッセル、パリの音楽院でも学ぶなど、自らが信じる魅力的な音の世界を求めて活動を続ける緑川羽菜さんですが、今年8月、主要都市である東京、福岡、大阪でピアノ・ギター、マンドリン演奏による催しを計画。今後一層の活躍が期待されます。

<追記>

親の反対を押し切り、海外留学を決行した緑川さんとの対談は、とても楽しくかつ、感動の連続で予定時間を大幅に越えたことは言うまでもありません。

対談終了後、緑川さんに「素晴らしい豊富な内容の体験談を我々二人が聞いただけでは勿体ない!母校の後輩にも話をしてもらいたい」とお願いしたところ、彼女から快い返事が返ってきました。大変、ありがたいことです。

数日後、若竹副会長と芸短に出向き、この旨を中山学長に報告。学長からは「是非、実現させたい」と実施に前向きな言葉をいただき、現在、大学側と彼女との日程を調整している段階。日時が決定次第、皆様にお知らせいたします。